【建築家】コラム第3回バリアフリー

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・・・患者に優しい医院・・・
星野秀建築事務所　星野秀

大病院・大学病院は別として、開業医の医院は玄関にスリッパを用意し、履きかえる所が大多数だと思います。しかし、来院者はほとんど患者であり、玄関で履物を脱ぐ時も履くときも体をかがめなければならず、辛い姿勢をすることになり、特にお年寄りや子供を連れた人にとっても土足のまま診療室ヘ行けたら楽ですし、他の患者さんの履いたスリッパを履くのに抵抗のある人にも、とても喜ばれると思います。
この内科の開業をしている大江医院（大田区）はバリアフリーを考えて医院全体のリフォームをする事になりました。同時に玄関まわりの変更もしました。

以前は土足に対する汚れの心配もありましたが、玄関前の長いスロープに敷いたマットと玄関ドアー内のマットでほこりを取り、気にせず使用されています。

靴の汚れについては、大きな病院の多くが土足ですから、それ程気にしなくても良いのではないでしょうか。久しぶりに来院した患者さん達はあまりの変わり様にビックリ!!
わずかな日数でも、使いやすく安全で機能的になった事で、患者さんも従業員の方々も大変喜んでいます。

リフォーム後入口	リフォーム前入口
	リフォーム後内部

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