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建築家トップ > コラム > 第10回 和室、畳の部屋の効能 > 現代人が自分自身に戻る装置として

第10回 和室、畳の部屋の効能
・・・現代人が自分自身に戻る装置として・・・
田村克己  TAP/田村カツミ・ヒロミ建築事務所

和室は床(畳)に直接座ることが基本ですから一般的に視線を低く設定して空間をしつらえます。そのために、たとえば窓から庭だけが見えるようにして、その庭と向き合うことにより凝縮された宇宙や自然との一体感を感じたり、そのまま横たわって休んだり、空や天井を見上げて安らぎを感じたり、創造を膨らませたりすることもあるでしょう。また、照明器具は壁付けや床置きのものを取り入れることにより、本来の和室の姿である闇を設けて、狭くても空間に拡がりを感じたり、昼と夜とで質の異なる空間を堪能したりと、和室は安らいだり落ち着いて物事を考える空間に適していると思います。その上、和室は特に職人の技術が集中する場所です。伝統と技術、技を継承してゆくためにも和室の存在は大きいと思われます。木と畳の香りのする和室。
日本のオリジナルとしての和室が風化してゆき、国際化と外国のスタイルが浸透する現代において、時間の流れが速く自分自身を見失いがちの現代人が自分を取り戻す装置の一つとして和室を活用していただきたいと考えています。
 
 
TAP/田村カツミ・ヒロミ建築事務所   http://www016.upp.so-net.ne.jp/TAP/
 
 
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