大木に耳をつけると、根っこから水が上がってくる音が聞こえると聞いた事がある。実際に耳をつけ、目を閉じ、心を落ち着けていると聞こえてくるような気になってた幼い頃。 「となりのトトロ」では、メイとサツキの家からは森が見え、それらの木とメイとサツキが交流しているように描かれていた。 木は、人を落ち着かせる。 子供や自分と共に成長してくれるそんな木が我が家にあればどうだろう。 風や季節を感じさせてくれ、そして老いれば話し相手にもなってくれるそんな木があれば。 家族の1頁1頁を見守ってくれたなら。 家族という年輪を共に刻んでくれるなら。 シンボルツリーは、その家族の歴史を見守る証人となってくれるであろう。