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建築家トップ > コラム > 第12回 セキュリティー > 狙われない家

第12回 セキュリティー
・・・狙われない家・・・
青山 雅一  MWORKS PROJECT AOYAMA

現在、DIY店にいくと、様々な防犯グッズが置いてあります。
カム回し等の特殊な方法に対応するグッズも売られています。
また、一番ダイレクトな侵入方法、ピッキングを防ぐために、従来のシリンダー錠ではなく「ディンブル」錠や、電子キーなど、ピッキングに強い鍵も採用されています。
ただ、こういったグッズで武装したとしても、プロにかかれば「時間をかければ、破られてしまう」のを忘れてはなりません。
最新式の電子錠であっても、プロがやれば、通常の鍵をあけるのにかかる時間が1分とすれば、それを10分にするだけの効果しかないのです。
プロには、あけられない鍵はないのです。
彼らは、「プロ」ですから、日々、自己研鑽?を積み、新しい技術を開発しています。
メーカーが「開けられない」といった鍵でも、彼らはそれを手に入れ、開ける方法を開発します。
一般的に知られるようになったカム回し等も、マスコミに登場した時点で、もう、プロの間では時代遅れの方法だといいます。
やらないよりましかも知れませんが、彼らは、こういった防犯グッズを無効にする、または、他の方法を編み出しています。
こういったプロの泥棒に対しては、いくらDIY店でグッズをそろえても、作業にかかられたら、その時点で、入り込まれてしまいます。DIY店で売られているようなグッズは、当然プロなら研究しているはずです。
最近は、最新のセキュリティを備えた芸能人の方の家ですら、入られています。

どんな防犯グッズをそろえても、「狙われたら」終わりなのです。

狙われないためにはどうしたらいいいか?
これが設計者の腕にかかっていると思います。

鍵の強化、シャッターの設置等は当然ですが、見た瞬間、「この家は、作業に時間がかかりそうだな」、「この家は、作業をしていると、誰かに見られそうだな。」と思わせた時点で、防犯計画は完了です。

簡単なところでは、玄関は、なるべく人目に付きやすく設置する、入り易い「掃出し窓」は、入りにくく、かつ、侵入のための作業をしていると、視線を感じるようにすること。
その上で、防犯の装備をすれば、侵入される確立はぐっと減ります。

ただし、繰り返しますが、「プロは、狙ったら絶対に侵入します」。から、様々な対策をしても、侵入される確立を減らせるだけであることを忘れてはなりません。
結局、最良の防犯対策は、日ごろから、ご近所に声を掛け合い、おかしな人物がいたらすぐ声をかける。という、基本的な姿勢が一番大切です。

※画像は、見せるセキュリティの一例。
1階に掃出しサッシ付のリビング等を作る場合、H1500、地上から2700ほどのルーバー付デッキで、ぐるっと囲んでしまいます。
ルーバーは高いので、準備をしてこないと簡単には入れません。
ルーバーには、隙間がありますから、入れたとしても、中で作業をしているのが、「微妙に」見えます。
作業をしているところを「見られる」と感じさせることによって、「侵入する」気にさせない防犯対策です。

 
 
MWORKS PROJECT AOYAMA http://www.mworkspj.com
 
 
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