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実測で見えたガウディデザイン バルセロナの陽光に魅せられて 最もガウディに近づいた建築家、田中裕也が綴る

人の心を揺さぶるガウディ・コード

ガウディはデザインの在り方について“奇異を求めてはならない。日常の事を改善するのがよい。“と行っている。

人々は、日常生活の観察からは信じられないような自然現象や、人為的な建築空間なども含めて経験したことのないような不思議な場に出くわすと、溜息をつく。

人間があるものを創作するには、無からは何もつくることは決してできないということを認識すれば、非凡な経験が面白い作品となったりすることに気が付く。
たとえばいつも見ている米粒でさえも、何千個または数万個をある種の形に並べることで人々は感心するだろう。またその米粒1つに繪を描くことでも同じ事が言える。
つまりは通常目にしていても、それ以上のことは考えないと言うより気にかけないのが日常である。その中でまだ知られていないような仕掛けや知恵を取り入れることで、更に面白い体験ができるのも事実である。

その為に心のアンテナを立てる、つまり感性を磨くと言うことである。

経験の源となる視覚、聴覚、味覚、触覚、臭覚といった五感が役立ち、さらに第六感(感性又は感覚)を利用して創作をするのである。
言葉で解っていても実際に物をつくるとなると、一癖も二癖も頭の中で捻りを入れなければウルトラCにはならない。しかしそれを作り出すのが個性となる。
そんな個性はだれでも持ち合わせているはずなのだが、それを抽出するのに時間がかかる。
それも個人の訓練と忍耐次第ということになるだろう。
ガウディの幼少期は、そんな創作世界での活動を予期するかのような日常生活を過ごしていたことが、彼等の残した日記や少年時代の絵などからも洞察できる。

経験から新たな創作ができる。

そしてガウディも新たな形を産み出していた。
改めて具体的にどの形とは言わない。言ってしまえば好奇心を半減してしまう。
ガウディだってインスピレーションの起源を解き明かさない。むしろ“それを解き明かした人は、第三者にその秘密を明かさない方がよい”とまで言っている程である。
このあたりは“神秘主義”や“コードの世界”と言えるのかも知れない。最近ではダビンチコードなどという映画まであるほどである。
コードとは記号または象徴という意味がある。
とすればレオナルドならずガウディ・コードという世界もありということになる。
確かにガウディの世界にこの記号又は象徴が多い。その裏に隠れているものは人々の心を揺さぶるほどである。
庶民の未知に対する楽しみと恐怖の狭間における期待感のようなものが関心に繋がるとすれば、ミケランジェルの天国の門、そしてロダンの未完と言われている地獄の門にも世界の関心が示されているのもうなずける。

ガウディのサグラダ・ファミリア教会、グエル地下聖堂、グエル公園も未完である。
人為的なものが不完全なものとして理解されれば、完成することない永遠の追求の中で次世代に謎を残すことも、また真なりと言えるのかも知れない。
そんな“こーど”(駄洒落で“高度”に同じ)なことなど当時の私には考えつくはずもないし気が付くはずもない。
何せ日常会話もままならず、スペイン語さえ話せる状態ではなかったのだから。

   
田中裕也氏プロフィール
 
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