計画の狙いは、敷地内に数多く残っていた樹木をできる限り残し、緑と一体になった開放感あふれる住まいをつくることであった。空間のイメージは自然との接し方で固まってきた。大地から自立する南北方向の幾重にも連なる重い壁に、軽い屋根が東西方向に直行してかぶさる。以上の架構により南北方向が解放され、より緑と接することができる。また、東西にある緑は、軽い屋根の妻側の三角形の窓から眺めることが可能となった。
2008/03/17 - 2008/08/04