敷地は京都市内の閑静な住宅街。京都でよく見られる間口が狭く奥行きの深い土地形状に建つ住宅です。
建物の間口は最大で4.2m。土地購入の際にもお施主様は間口の狭さを気にされておりました。
いかに敷地のポテンシャルを最大限活かせるか。いかに間口の狭さを克服して開放的な空間を創出できるか。その辺りにもこの住宅に辿りついた根本があります。
大きく分けて設計の意図/工夫は3つ。
間口を最大限活かす為に採用した「木質門型フレーム」
容積率80%を最大限活かす為に配された「吹抜け」と「地階空間」
3方を囲まれた周囲の環境下でも明るさを確保する為に設けられた「天窓」
内装は白で統一され、光と影そしてそのシェイプが印象的な空間となるようにしました。
出来上がった空間は、天窓から雲の流れを眺められる「癒し」の空間となりました。 |