東松山市内の市街化調整区域で敷地が240uと広く、周りはのどかな畑地です。今回は敷地における建物のあり方がいろいろと考えられるので、5案目まで出しました。
リビング・ダイニングと直行方向に畳スペースがある、全体をL型平面でまとめた案に決定しました。南に面したリビング・ダイニングの吹抜けに、段板が浮いているような階段と透明感のあるFRPグレーチングのブリッジがかかりました。
畳スペースは、大きい引込戸でリビング・ダイニングと完全に分離もできるし、一体化もできます。これは建て主の奥様の提示されたコンセプトです。
2階部分はブリッジで分けられた予備スペースが2つと主寝室があります。現在はご夫婦2人ですが、将来家族が増えたら間仕切を設置して子供部屋になります。
昼間誰もいなくなる防犯上、1階の大開口部には、デザインを考えて、シャッターボックスの付く縦に引き下ろす雨戸ではなく、当事務所でよく採用するすっきりした納まりの横引き通風雨戸を設え、1階小窓は防犯ガラスを採用しています。
(写真左から時計回りに)
1. 道路側(南東面)外観(ガレージ引き戸を開けた状態)
2. 1階リビングダイニングからキッチン方向を見る
3. 1階リビングダイニングから玄関方向を見る
4. 2F内観_室(2)から吹き抜けを介して予備スペース方向を見る
5. 作り付けダイニングテーブル越しに畳スペース方向を見る |