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建築家トップ > バルセロナ便り > 第201回

実測で見えたガウディデザイン バルセロナの陽光に魅せられて 最もガウディに近づいた建築家、田中裕也が綴る

最初で最後の作図とは?

ガウディは知識について
「人間の知識は二次元で平面でしか動けない。だから人間はものができるまでは動けない。 まるで軌道線上を移動しているだけである。 ところが天使の知識は三次元で動く」と残している。

ガウディの作図がほとんどないことはすでに知られている。しかもセサール・マルティネールが「ガウディが建築家になって最初で最後の作図」としている物がある。1882年にガウディは、バルセロナ大聖堂の計画で、彼の師であるホワン・マルトレールと一緒にそのコンペに参加する。そこでガウディはそのファサードを描く。さらにその作図のレタリングはルイス・ドメネック・モンタネールとされている。
ガウディのドローイングは学生時代でもそうであったように、繊細な筆のタッチと色彩感覚が冴えていた。その彼が若くしてサグラダ・ファミリア教会に主任建築家として任命されてからは、協力者達によるドローイングが中心となっていた事がその裏付けになっている。直接作図する前に現場の指揮者として技術者や職人達の立場を理解する為に、毎日のようにワークショップをしながら難しい技術的問題を次々と解決していた事が伺われる。中でも1900年に入ってからガウディの建築スタイルが独特のスタイルを呈するようになるが、その裏には協力者のチームワークの良さがある。
特にコロニア・グエル地下聖堂の逆さ吊り構造実験では建築家で協力者、しかも右腕とされたフランシスコ・ベレンゲール、カナレタ、ホワン・ルビオ、の三人が欠かされなかった。工業団地での従業員用の煉瓦造の住宅は、レンガを駆使した装飾的な建築模様がとても興味をそそる。
まるで煉瓦造の極限にチャレンジしているようにも思える。
その工業団地とコロニア・グエル教会地下聖堂の未完の作品は、絶妙なシンプルさとエコな建築構造の成果と思える処理となっている。
構造体がより自然の摂理に従い、しかも構造力学に従った煉瓦造であるが、私達日本人がイメージとして描く煉瓦造とは全く異なる構造システムである事をはじめに理解しなくてはならない。そうしなければこの地下聖堂は理解できないはずである。
さらに従来の500年の歴史を持つゴシック構造の改革をはかる構造体である事はガウディ自ら理解していることであり、しかもその実験だけに10年の歳月を費やしていることからその様子が伺われる。
もしガウディの意思を継ぐような事を公言するなら、ガウディ以上の建築を示さなくてはならないことになる。つまり現代建築からさらに改革的な構造体まで想定しての建築となるはずである。
現在の建築で問題となっているのは何か。構造か、素材かそれとも技術か?
ガウディ当時には考えもつかなった計算道具や建設機器も揃っている現代である。その上で何が未だに不足しているというのだろうか。
科学、技術は永遠の進化をしているとすれば、現在の在り方に満足していられないということにもなる。
そのように日常の在り方を考えれば何につけ疑問となるはずである。

「地球のくしゃみ」として地質学者はとらえる地震からはじまり、その影響による津波。日本でも2011年3月11日の「地球のくしゃみ」による東日本大震災の被害は未だ、その処理に躊躇しているのが現状である。
     
田中裕也氏プロフィール
 
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