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建築家トップ > バルセロナ便り > 第261回

実測で見えたガウディデザイン バルセロナの陽光に魅せられて 最もガウディに近づいた建築家、田中裕也が綴る

モニュメントを中心に広がる街

カルチャーショックというのは,人生において必要不可欠な要素だと最近思えるようになった。
脳みそに新鮮な酸素を入れるようなものである。人の行動には習慣による活動に従う人、または好奇心のあまりにどうしても新たなものが見たいという人のためのキーワードとなるカルチャーショックの2種類の選択がある。
もちろん選択は自由であるが両方というわけにはいかない。私の場合は、自分が費やしてきた時間の流れと人生を考察すると、人生の半分以上の時間が好奇心の追求で流れてしまった。その結果の良し悪しはともかく、人によってそれらの選択によって成果に違いがあるからである。
短期研究の選択と長期研究のデーターではその違いは一目瞭然である。

ガウディの計画したサグラダファミリア教会というのは、人々の献身による長期計画でモニュメント的な理想のゴシック建築を希求していた。ということは彼の残した協力者達との会話からも伺われる。私も「ものづくりの手法」として、しかもモニュメント的なものの作り方というのはそうあるべきだと実感してきた。

モニュメントというのはどんな特性があるのか。
まずは記念碑をモニュメントとするわけだが、そこには社会的、民族的、そして地域の歴史や何らかの物語があって、それらを背景として作られる。そしてモニュメントの意義は地域を象徴するものであり、地域が誇れるものであり、それがまちづくりのポイントである。ヨーロッパの街作りがそうである、というコメントをガウディがしていたことを思い出している。

まちづくりというのはお店を作って地域が一過性で繁栄すればそれでよしということではない。街が何百年または数千年かけてでき上がったところさえあることを理解していただくとわかる。
その意味でも時代と民族性によって地域の成長が異なる。
そこで地域ができるときにはランドマークのように誰にでもわかりやすいようなサインとなるものが必要となる。
日本の街は、その昔から神社仏閣が中心となり街が拡張され、次に駅ができてその拡張が変わり、最近では大型スーパーなどによってその街の姿が変わってきた。
ヨーロッパでも基本的には教会を中心に街が拡張されてきた。
それは冠婚葬祭ができる場所を中心として生活環境が作られ、生活が中心ということを街の展開によって示されているのではないだろうか。人によっては大型スーパーによる街の変化というのが基本的であると見ている人もいる。しかしそれは僅かな現象であり小さな町では大型スーパーによる街の発展は望めないからである。

むしろ地域の便宜を図るための補助として大型スーパーができている状況であるのが実態ではないだろうか。その動きからすると、日本の街の発展またはまちづくりというのは、発展の軸線が、消費社会の媒体とも言えるデパートや大きな駐車場を備えた大型スーパーが軸となっているということを聞かされることがあるがそれはどうだろうか。つまりアメリカのように国が占める面積も桁はずれの大陸での環境では許されるだろうが日本のようにスペインの三分の1にも満たない小さな所有面積でどうしてアメリカ的な消費や面積を必要とするテナントによる開発が先行するのかが理解できない。
     
田中裕也氏プロフィール
 
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