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part5 構造と技術編

どんな構造が可能なのか
住宅の最新技術にはどこが強いのか

 
■免震構造など最新技術の導入に熱心な住宅メーカー

最新技術という点では、社内に総合研究所などを有し、さまざまな分野の専門家が多い大手メーカーが有利であるのはいうまでもないでしょう。
たとえば、地震大国ニッポンでは、地震への対策が住宅における重要なテーマになっていますが、免震構造制震構造などの研究は大手メーカーが進んでいます。積水ハウスや大和ハウス工業では独自の免震技術を開発して、実際にそれを搭載した住宅の建設が進んでいます。他方、ミサワホームは独自の制震技術を開発、住宅の建設時だけではなく、中古住宅のリフォーム時にも装備できるようにしています。

中小の工務店や建築家に依頼するときでも免震構造や制震構造を採用することは可能でしょうが、独自に開発したものではないので、技術的にはやや不安が残りますし、コストも高くつく可能性が高いといわざるを得ません。

なお、最近では外断熱が注目されていますが、こちらは大手住宅メーカーよりは、工務店のほうが強い関心を持っているようです。従来の日本の住宅では、壁の内側に断熱材を入れる内断熱が主流でしたが、その場合にはどうしても内部結露が多くなるという問題がありました。それに対して、外断熱では内部の温度を一定に保てるので結露が少なくなります。このため、寒冷地を中心に外断熱を採用する住宅が増えています。しかし、外断熱にするとコストが1割から2割程度高くなるという問題があるのも事実です。

そうした事情から、東京など比較的温暖な地域では外断熱よりは内断熱で断熱材の機能を高めるほうが現実的と考える大手メーカーが多いようです。このため、外断熱に対する取組みには、地域によって温度差があります。全国をカバーする大手よりは、寒冷地などを中心とする中堅クラスの工務店での取組みが進んでいるようです。


図表11 依頼先別の構造面での特徴
依頼先 構造面での特徴 最新技術への対応
住宅メーカー
構造面ではメーカーによって、プレハブ工法、2×4工法、木造軸組工法など、一定の制約がある。企画面では自由設計もあるが、規格型商品が中心 免震構造、オール電化など、最新技術の導入に熱心。ただし、商品によっては太陽光発電、外断熱などを採用できないこともある
工務店
構造面では、中堅クラスには2×4工法などを扱うところもあるが、中小は木造軸組工法。企画面では基本は自由設計の注文住宅 中堅クラスの工務店は大手住宅メーカー並みに対応できるが、中小では対応力に乏しいところも多い

建築家

構造面ではプレハブ工法とは一線を画する手作りの軸組工法が中心。木造のほか鉄骨造り、鉄筋コンクリートなども可能。企画面では一戸一戸、完全な自由設計 個人差が大きい。十分な経験がないと、最新技術の弊害が発生する可能性もあるので実績を確認

   
 

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